90年代に日本でもメジャーとなったブラン・ニュー・ヘヴィーズの曲がTottally WiredⅢに収録されていた。
- 2017/08/28
- 08:00
この夏は暑かったり、いきなり涼しくなったり。
気まぐれな天気が続きますね。
8月から2週間ほど、雨続きだったので、
この国はイギリスになってしまったのかと思いました。

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さて、アシッドジャズレーベルそのものは、
1986年から1991年まで続いた、
ロンドンのカムデンのディングウォールズでUKソウルレジェンドのジャイルズ・ピーターソン氏が
”Talking Loud And Saying Something”パーティーを開催した際に
エディー・ピラー氏と興したレーベル
(以上、Brownswood Bubblers Fiveの栗原 聡氏の解説より一部引用)。
○~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~○
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○~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~○
トータリーワイヤード (原題: Totally Wired)
というアシッドジャズレーベル発のコンピレーションシリーズは、
アシッドジャズ全盛の時代の1989年からリリースされていたのですが、
アリス・クラークをはじめとして、
(アリスクラークの記事参照してください
→70年代のアリス・クラークのアルバムと英国発のTotally Wiredシリーズを通してレア・グルーヴの価値について考えてみた )
レア・グルーヴアーティストの曲の収録や90年代のイギリスのアシッドジャズ・ムーヴメントを
引っ張ってきたレーベルの代表的なコンピレーション・アルバムです。
以前のこのブログの記事でも述べたのですが、
このシリーズ、たまに中古で手に入ったりします。
以下のトータリーワイヤードⅢ(三集目)は
たしか、10年ほど前に、
西荻窪にあった中古のCDを扱っていた店でたまたま見つけて、
500円くらいで購入できたCDなのですが、
一曲目には何と、ブラン・ニュー・ヘヴィーズの代表曲
DREAM COME TRUEが収録されています。


この盤は盤面に1989年 ACID JAZZ RECORDSと刻まれているので、
のちの1991年にブラン・ニュー・ヘヴィーズ(The Brand New Heavies)の
その名もthe brand new heaviesというアルバムを
日本でも株式会社ポリスターからACID JAZZレーベルのライセンス下で、
デビュー・アルバムとしてリリースされる2年ほど前ということになるのでしょうか。
とにかくトータリーワイヤード (原題: Totally Wired)
の初期のコンピレーションは、ジャケットを観ただけでも、
熱くインパクトの強い作品が収録されていて
2010年代の今から考えると、
ロンドン発のこのアルバム、
都会的なダサさ(失礼)がいまだに凄くいいなと思えます。
内容的にも泥臭い感じがあって、大好きです!
DJがディグ(発掘)した、あるいはガリアーノのような、
新たに曲をリリースした曲が収録されている特定のジャンルのコンピレーションものは
どのようなジャンルにも存在すると思っていますが、
アシッドジャズに関しては、
やはりトータリー・ワイヤードシリーズを聴くと、
ジャズ、レゲエ、ハウスと当時の融合といいますか、
それが、後にジャイルズ・ピーターソン氏によって、
“トーキン・ラウド” へと引き継がれ、
現在は”Brownswood Bubblers “(ブラウンズウッド・バブラーズ)シリーズに
まんま、引き継がれているわけで、
時代の流れとともに、時にメジャーヒットを生み出して、
アシッドジャズという言葉そのものがあまり聞かれなくなってきた今でも、
90年代のアーティストや曲そのものが生き続けている。
ブラン・ニュー・ヘヴィーズ(The Brand New Heavies)のアルバム。
デビュー作はN’DEA DAVENPORT歌姫の名前は大きくフィーチャーされています。
ただ、写真の愛聴盤のデビューアルバムのCDジャケット
なくなってしまって…。

裏面はこんな感じ。

デビューアルバムをレコチョクでダウンロードする
レコチョク関連記事→音楽ダウンロードには欠かせないアプリの記事
トータリーワイヤードⅢに収録されているDream Come Trueは
二曲目に収録されています。
かなりよくできた曲なのですが、
多分、この曲もJAN KINCAID(ジャン・キンケイド)による曲と思われますが、
ジャン・キンケイド氏とアンドリュー・レヴィー氏の曲作りは凄い。
特に、デビューアルバムのNever Stopという曲は、
メンバーのジャン・キンケイドとアンドリュー・レヴィーが
打ち込みのみで曲を作っていたK・コレクティヴという別名義のユニットで、
ジャン・キンケイドのボーカルで聴くことができるのですが、
こちらは、”BEST OF ACID JAZZ Vol.1”で聴くことができます。
ちなみに、K・コレクティヴ名義のKeep It Comingは、
トータリーワイヤードの8集目の一曲目として収録されています。
つまりブラン・ニュー・ヘヴィーズのアルバムは、
時にパンチが効いていて、鈍くさくて泥臭い曲(失礼)が収録されていると思ったら、
ジャン・キンケイド作のシャープですがすがしい曲が聴けるという
楽しみがあるわけです。
これって凄い事だと思います。
若干のロックの要素とUKソウルとファンクの融合といいますか、
しかし、前述のK・コレクティヴのような、
完全打ち込みの曲でボーカルでも旋律がしっかりとしていて、
なんかエロくて(笑)、聴かせる曲はなかなかないと思います。
ブラン・ニュー・ヘヴィーズ(The Brand New Heavies)
の二枚目のアルバムは
“brother sister”というアルバムで、
1994年にリリースされましたが、
“dream on dreamer”はじめとして、
メジャーなヒットがカットされたアルバム。
このブログの著者はデノン(デンオン)のDN-2000F MKⅡという
当時としては、まだDJ用のCDプレーヤーとしては主流だった
二連のCDプレーヤーを購入しており、
つなぎの練習をするためにアルバムを本気で2枚購入しました。
あの頃が懐かしい(笑)。
この頃もまだACID JAZZレーベルは存在していたんだなー。


○~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~○
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ブランニューヘヴィーズは今でも健在。
「スイート・フリークス」
2014年リリースのアルバム。
なんか、あまり曲調とか雰囲気が変わってないのがまた良い味出してます。
N’DEA DAVENPORT(エンディア・ダヴェンポート)歌姫はソロでも活躍しているためか、
新たにドーン・ジェセフ歌姫を迎えている。
アルバムの二曲目のスレッジ・ハマーは1980年代にヒットしたピーター・ゲイブリル氏のカバー。
ファンク色が濃くてインナーレーベルに記載の通り、
ジェームズ・ブラウンを思わせる曲調にアレンジされている。
きっと長い間、メンバーが曲を熟成させてアルバムに収録したんだろうな。
▼▼▼


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最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。
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8月から2週間ほど、雨続きだったので、
この国はイギリスになってしまったのかと思いました。

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1986年から1991年まで続いた、
ロンドンのカムデンのディングウォールズでUKソウルレジェンドのジャイルズ・ピーターソン氏が
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(以上、Brownswood Bubblers Fiveの栗原 聡氏の解説より一部引用)。
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アリス・クラークをはじめとして、
(アリスクラークの記事参照してください
→70年代のアリス・クラークのアルバムと英国発のTotally Wiredシリーズを通してレア・グルーヴの価値について考えてみた )
レア・グルーヴアーティストの曲の収録や90年代のイギリスのアシッドジャズ・ムーヴメントを
引っ張ってきたレーベルの代表的なコンピレーション・アルバムです。
以前のこのブログの記事でも述べたのですが、
このシリーズ、たまに中古で手に入ったりします。
以下のトータリーワイヤードⅢ(三集目)は
たしか、10年ほど前に、
西荻窪にあった中古のCDを扱っていた店でたまたま見つけて、
500円くらいで購入できたCDなのですが、
一曲目には何と、ブラン・ニュー・ヘヴィーズの代表曲
DREAM COME TRUEが収録されています。


この盤は盤面に1989年 ACID JAZZ RECORDSと刻まれているので、
のちの1991年にブラン・ニュー・ヘヴィーズ(The Brand New Heavies)の
その名もthe brand new heaviesというアルバムを
日本でも株式会社ポリスターからACID JAZZレーベルのライセンス下で、
デビュー・アルバムとしてリリースされる2年ほど前ということになるのでしょうか。
とにかくトータリーワイヤード (原題: Totally Wired)
の初期のコンピレーションは、ジャケットを観ただけでも、
熱くインパクトの強い作品が収録されていて
2010年代の今から考えると、
ロンドン発のこのアルバム、
都会的なダサさ(失礼)がいまだに凄くいいなと思えます。
内容的にも泥臭い感じがあって、大好きです!
DJがディグ(発掘)した、あるいはガリアーノのような、
新たに曲をリリースした曲が収録されている特定のジャンルのコンピレーションものは
どのようなジャンルにも存在すると思っていますが、
アシッドジャズに関しては、
やはりトータリー・ワイヤードシリーズを聴くと、
ジャズ、レゲエ、ハウスと当時の融合といいますか、
それが、後にジャイルズ・ピーターソン氏によって、
“トーキン・ラウド” へと引き継がれ、
現在は”Brownswood Bubblers “(ブラウンズウッド・バブラーズ)シリーズに
まんま、引き継がれているわけで、
時代の流れとともに、時にメジャーヒットを生み出して、
アシッドジャズという言葉そのものがあまり聞かれなくなってきた今でも、
90年代のアーティストや曲そのものが生き続けている。
ブラン・ニュー・ヘヴィーズ(The Brand New Heavies)のアルバム。
デビュー作はN’DEA DAVENPORT歌姫の名前は大きくフィーチャーされています。
ただ、写真の愛聴盤のデビューアルバムのCDジャケット
なくなってしまって…。

裏面はこんな感じ。

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二曲目に収録されています。
かなりよくできた曲なのですが、
多分、この曲もJAN KINCAID(ジャン・キンケイド)による曲と思われますが、
ジャン・キンケイド氏とアンドリュー・レヴィー氏の曲作りは凄い。
特に、デビューアルバムのNever Stopという曲は、
メンバーのジャン・キンケイドとアンドリュー・レヴィーが
打ち込みのみで曲を作っていたK・コレクティヴという別名義のユニットで、
ジャン・キンケイドのボーカルで聴くことができるのですが、
こちらは、”BEST OF ACID JAZZ Vol.1”で聴くことができます。
ちなみに、K・コレクティヴ名義のKeep It Comingは、
トータリーワイヤードの8集目の一曲目として収録されています。
つまりブラン・ニュー・ヘヴィーズのアルバムは、
時にパンチが効いていて、鈍くさくて泥臭い曲(失礼)が収録されていると思ったら、
ジャン・キンケイド作のシャープですがすがしい曲が聴けるという
楽しみがあるわけです。
これって凄い事だと思います。
若干のロックの要素とUKソウルとファンクの融合といいますか、
しかし、前述のK・コレクティヴのような、
完全打ち込みの曲でボーカルでも旋律がしっかりとしていて、
なんかエロくて(笑)、聴かせる曲はなかなかないと思います。
ブラン・ニュー・ヘヴィーズ(The Brand New Heavies)
の二枚目のアルバムは
“brother sister”というアルバムで、
1994年にリリースされましたが、
“dream on dreamer”はじめとして、
メジャーなヒットがカットされたアルバム。
このブログの著者はデノン(デンオン)のDN-2000F MKⅡという
当時としては、まだDJ用のCDプレーヤーとしては主流だった
二連のCDプレーヤーを購入しており、
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あの頃が懐かしい(笑)。
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なんか、あまり曲調とか雰囲気が変わってないのがまた良い味出してます。
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新たにドーン・ジェセフ歌姫を迎えている。
アルバムの二曲目のスレッジ・ハマーは1980年代にヒットしたピーター・ゲイブリル氏のカバー。
ファンク色が濃くてインナーレーベルに記載の通り、
ジェームズ・ブラウンを思わせる曲調にアレンジされている。
きっと長い間、メンバーが曲を熟成させてアルバムに収録したんだろうな。
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