我が家に海外からJKがやってくる その3
- 2017/02/16
- 05:02

人気ブログランキングへ
前回までのリンク
▼▼▼
我が家に海外からJKがやってくる その1
我が家に海外からJKがやってくる その2
イギリスからJK・Tが約10日間の短期留学にきてはや5日が経とうとしています。
我が家ではすっかり新しい家族が増えたような感じで。
ただ人見知りのダックスフントの小次郎がJK・Tがリビングにくるとなかなか泣き止まない…。
はじめからうちで迎え入れることができるのは、
ペットに慣れている人でないとちょっと厳しいのではないかと。
実は娘の高校を通して海外の学校からの生徒を受け入れるのは二度目なのですが、
一回目はまだ下の子と近いイギリス人の10代の男の子で
やはりミニチュア・ダックスフントの小次郎が原因でちょっとしたトラブルが起きたという
いきさつがあって、我が家では問題児の小次郎。

JK・Tにとっては犬はおてのもので、
それでもしつこく吠えまくる小次郎。
ホスト・ファミリーのホスト・ファーザーを務める著者としては面子丸つぶれですな。
晩に仕事から帰ってきて、
リビングで過ごしていると、
カニーヘンの小太郎もミニチュアの小次郎もいるのかいないのかわからないように
じっとおとなしく2匹でくっついて過ごしている。
ところがJK・Tがリビングにきたとたんに吠えはじめる。
せっかく落ち着いて英語を話そうと思っても吠え続ける。
ホスト・ファーザーは思いきり日本語で犬にうるさいっと怒鳴りつける。
いったいこの家は何なんだと思われている事でしょう。
そんなわけで、手が終えなくなり女房は小次郎を寝室に隔離します。
さて遡ること2月12日の成田空港からの帰り道。
JK・Tを乗せた我が家が借りた6人乗りのレンタカー・ワゴンは
東関東自動車道をひたすら首都高を目指して突き進みます。
これまで何度も映画を言語でみなさいとアドバイスしてきて、
ことごとく日本語で観ると言って聞かず、
日本語で観てきた娘にとって同年代のイギリス人JK(女子高生)の英語は
もう宇宙語に聞こえた事だと思われます。
ロンドン郊外に住むというJK・TはきれいなRPアクセント(英語の標準語)で話します。
iTunesでは最近アップルミュージックを使っていると
自分がよく聴く曲を中心として
CDからコピーした内容とか音楽配信でダウンロードした曲のほかに勝手に選曲してくれて
”FOR YOU”というタブからフェイバリット・ミックスというのを確認する事ができます。
アップルミュージックで聴けば聴くほど、選曲が洗練されてきますと書かれているけど、
しかも、そのプレイリストが気に入ればiPodにコピーして
Wi-Fiがなくとも外で持ち出して聴くことがができる。
今回はレンタカーでうまくいくか判らなかったけど、
たまたまブルートゥース経由でオーディオが対応していたので
自宅のPCから”FOR YOU”のプレイリストをiPodにコピーして聴くことができました。
そのプレイリストは毎週水曜日に更新されます。
話を下に戻すと。
そんな感じで久々の長距離ドライブを楽しんでいると
計画していたレインボーブリッジから我が家への帰還。
あの橋は幻想的なイメージがあって千葉方面から都心を抜けるときに通るのが好きなのですが、
なぜか娘がスマホで写真を撮りだした…。
一体どっちが海外からきたのか…。
あとからJK・Tに日本にきた感想を聞くと、
印象はとてもいいがBUSYと答えていました。
もう文法も何もへったくれもなく
ただ自分の知っている単語をつなげて話す娘の英語を
JK・Tはどうにか聞き取り、普通の早さで普通の英語で話す。
首都高に入り、
これでは先が思いやられるなと中央道方面に入りかけたとき、
トンネルの中でなにをまちがえたのか池袋方面に行ってしまった…。
しまったと思ったのもつかの間。
瞬く間に池袋方面に流され、
カーナビの水色の矢印はUターンを示す。
Uターンと言ってもここではできないだろと。
となりの女房にはもうなにやってんのよと
後ろからはJK・Tと必死でコミュニケーションをとろうとしていた娘がキッとして
なにやってんだよと厳しい日本語でヤジを飛ばし始める。
3列目に座っていた息子はゲームの手をとめ
次を右だよとか指示をはじめる。
「やかましいから黙ってろと」と一喝してカーナビの指示通りに
ようやく錦糸町で一旦高速を降りた。
しかし、錦糸町の入り口は判りづらく
同じ道を何度も何度もまわり、
挙げ句の果てにはさっきJK・Tに遠くの方からあれが日本のスカイ・ツリーだと
偉そうに紹介したスカイ・ツリーが目の前に現れて
我が家は騒然となり、思わず車を降りて写真撮るかと...。
Welcome to Japan.
JT・Tは時差ぼけとその異様な光景に
さぞかし当惑したことでしょう。