80年代のアイルランドの若者のヘアスタイルが凄い・最近の音楽映画”シング・ストリート”
- 2017/02/04
- 06:57
最近、音楽に関する映画を観ました。
“シング・ストリート”という映画でアイルランドが舞台の映画でした。
1985年つまり80年代中期のアイルランドが舞台なので、
BGMに興味があったのですが、
はじめに、一家で音楽番組を観ていて
えっと思ったのはDURN DURNとかニューロマンティックスといわれたジャンルから始まって、
いわゆる隣の国のイギリスのヒット曲に対する羨望から物語がスタートしています。
DURN DURNは著者も大好きで、1980年代はよく聴きました。
音楽配信へのリンク
レコチョクで視聴と購入はこちら
ばりばりのエレクトロ・ポップ
しかし、アイルランドでもやはりポップ・ミュージックの源流がイングランドにあったのかとか
あんなに近くの国で今では同じ言語を共有している国なのに
なにかこう音楽では独自性に欠けるというか、
映画を観ていてなるほど1985年のアイルランドはあんな感じだったのかと
世代的にはあの頃著者も10代だったので、
意外とリアルにタイムスリップすることができてとても良い音楽体験ができました。
もう一つ、その映画で著者が感じた事は、
アイルランドの不況がかなり人々の生活に影響を与えているということ。
たまたま舞台の主人公は
親の家計の状況から転校を余儀なくされたというところから物語がスタートするのですが、
人の子の親という目線で映画を観ると
丁度、同世代の子を持つ親としては、単純に随分とひどい学校だなと思わされます。
学長自らが敬虔なクリスチャンでありつつ、
生活指導にあたり、校則違反を犯した生徒に対して厳しい措置をとる。
正直、あんな生活を子供達に過ごさせたくないなと。
その両親が面白いくらいに子供達の事を考えていないというか
完全に他の世界にいってしまっている。
よく会話をする家族だけど、なにかこう実りがないというか…。
もどかしさを感じさせられます。
その善し悪しは別として
15歳という多感な時期に彼らは自らの境遇とか理不尽さとは別に音楽を通して
イングランドのポップスのコピーと彼らの独自性を追求すべく、
作曲を通してレコード会社との契約を夢見て活動を続ける。
そんなくだりでした。
アイルランドの映画で好きな映画がもうひとつあるのですが、
“ザ・コミットメント”というロディ・ドイル氏の原作の映画で、
この映画は一連のロディ・ドイル氏の作品の何作目かの映画化という内容で
こちらはダブリンの若者(シング・ストリートの若者よりももう少し上の世代)が
やはりソウルのバンドを作ろうという事から物語がスタートしてます。
こちらの映画はやはり自分たちのアイデンティティはソウルにあると
そもそもロディ・ドイル氏の原作が面白くて90年代イギリスでも話題になった作品なので、
とても、おすすめの映画なのですが、やはり、その根底にあるのは生活苦。
彼らの生活がいかに音楽を薬として力の源としているか。
90年代はアイリッシュ・ポップスではエンヤがブレイクして
ケルト系の曲が徐々に個性をみせはじめて、
独自の展開を見せ始めています。
音楽配信へのリンク
エンヤをレコチョクで視聴と購入はこちら
シング・ストリートは1980年代のアイルランドの生活と
音楽の面では世界的なヒットを飛ばしたアーティストが生まれる前の
いわば爆発寸前の。言葉は悪いかもしれませんが
引きこもった状況が良く描かれていると著者は感じました。
生活と彼らにとっての音楽がいかに切って離せないものか。
音楽に彼らがなにを求めているのか改めて考えさせられたおもいです。
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“シング・ストリート”という映画でアイルランドが舞台の映画でした。
1985年つまり80年代中期のアイルランドが舞台なので、
BGMに興味があったのですが、
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いわゆる隣の国のイギリスのヒット曲に対する羨望から物語がスタートしています。
DURN DURNは著者も大好きで、1980年代はよく聴きました。
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しかし、アイルランドでもやはりポップ・ミュージックの源流がイングランドにあったのかとか
あんなに近くの国で今では同じ言語を共有している国なのに
なにかこう音楽では独自性に欠けるというか、
映画を観ていてなるほど1985年のアイルランドはあんな感じだったのかと
世代的にはあの頃著者も10代だったので、
意外とリアルにタイムスリップすることができてとても良い音楽体験ができました。
もう一つ、その映画で著者が感じた事は、
アイルランドの不況がかなり人々の生活に影響を与えているということ。
たまたま舞台の主人公は
親の家計の状況から転校を余儀なくされたというところから物語がスタートするのですが、
人の子の親という目線で映画を観ると
丁度、同世代の子を持つ親としては、単純に随分とひどい学校だなと思わされます。
学長自らが敬虔なクリスチャンでありつつ、
生活指導にあたり、校則違反を犯した生徒に対して厳しい措置をとる。
正直、あんな生活を子供達に過ごさせたくないなと。
その両親が面白いくらいに子供達の事を考えていないというか
完全に他の世界にいってしまっている。
よく会話をする家族だけど、なにかこう実りがないというか…。
もどかしさを感じさせられます。
その善し悪しは別として
15歳という多感な時期に彼らは自らの境遇とか理不尽さとは別に音楽を通して
イングランドのポップスのコピーと彼らの独自性を追求すべく、
作曲を通してレコード会社との契約を夢見て活動を続ける。
そんなくだりでした。
アイルランドの映画で好きな映画がもうひとつあるのですが、
“ザ・コミットメント”というロディ・ドイル氏の原作の映画で、
この映画は一連のロディ・ドイル氏の作品の何作目かの映画化という内容で
こちらはダブリンの若者(シング・ストリートの若者よりももう少し上の世代)が
やはりソウルのバンドを作ろうという事から物語がスタートしてます。
こちらの映画はやはり自分たちのアイデンティティはソウルにあると
そもそもロディ・ドイル氏の原作が面白くて90年代イギリスでも話題になった作品なので、
とても、おすすめの映画なのですが、やはり、その根底にあるのは生活苦。
彼らの生活がいかに音楽を薬として力の源としているか。
90年代はアイリッシュ・ポップスではエンヤがブレイクして
ケルト系の曲が徐々に個性をみせはじめて、
独自の展開を見せ始めています。
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シング・ストリートは1980年代のアイルランドの生活と
音楽の面では世界的なヒットを飛ばしたアーティストが生まれる前の
いわば爆発寸前の。言葉は悪いかもしれませんが
引きこもった状況が良く描かれていると著者は感じました。
生活と彼らにとっての音楽がいかに切って離せないものか。
音楽に彼らがなにを求めているのか改めて考えさせられたおもいです。
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