Sarathy Korwar ジャイルズ・ピーターソン_UKソウルレジエンド001が絶賛したアーティスト
- 2017/01/16
- 21:04
都内某レコード屋さんでみつけた12インチシングル
Sarathy Korwar
DAY TO DAY REMIXESというアナログ盤の12インチ
輸入盤の製品を扱っているレコード屋さんでは
必ずといっていいほどコメント書いたレビューが貼ってあって
著者の場合、特に12インチは白に近いレーベルが多いという理由もあって
以前から新譜はそれとやはりどこがリリースしているかをチェックするのですが、
そのレビューにはジャイルズピーターソン絶賛のアーティストというくだりがあって
ジャイルズピーターソンが絶賛と書いてあるだけでもう価値があると思ってしまう。
不思議なものです。
あとレーベル名はNINJA TUNE
想像すると
インコグニート(インコグニートはジャイルズピーターソンが命名したわけではないと思うけど。)
と同じような命目なので
日本の忍者、つまり”忍び”という意味合いが大きいレーベルなのではないかと。
ジャイルズピーターソンの奥さんは日本人らしいから
そんな名前を提案したのかなとか勝手に想像していますが。
B1は正統的なディープハウス。
Sarathy Korwar氏は
10歳でタブラという打楽器を演奏しはじめたインドのパーカッショニスト。
これだけでももうレアグルーブアーティストの仲間入り(?)
彼はアフリカに起源をもつ
シッディ族の出身という。
つまり昔アフリカからインドに流れ着いたあるいは奴隷として連れてこられた少数民族の出身で
パーカーションは伝統的な民族音楽の楽器ダブラという楽器だそうです。
はじめ著者はこの12インチを聴いたとき
アフリカ音楽のテイストとジャズとハウスの融合かと思いましたがつまりはそういうことのようです。
実際、アフリカ人に聞くと
自らのルートはインドにあると話していた人がいた。
色々と複雑なんですね。
曲調はこのブログでこれまでに紹介している
レアグルーブとかアシッドジャズなどとはまた違っていて
ジャイルズピーターソンの選曲は曲のジャンルを越えて
ジャズそのものの視点を横に広げていると感じます。
著者は個人的にはジャイルズピーターソンの初期のセレクトが好きなのですが
以前、Brounswood Bubblersのシリーズを
新宿のタワーレコードで見つけて思わず購入して聴いたのをきっかけに
そのクロスカルチュアル(民族融合的な)な選曲に気づきました。
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輸入盤の音楽を購入する上で重要なのはブランド(レーベル)や
プロデューサー・ジャンルやブログ、本や雑誌などを元に情報を集めると思いますが
ジャイルズピーターソンはそういった意味では
ブランド的なイメージがあります。
キューバの最新の音楽をコンパイルした
“HAVANA CULTURA”
下記商品リンク
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このアルバムとリミックスの数々は
ジャイルズピーターソン氏としては
まさしく国を変えたレアグルーブの発掘。
このアルバムのリミックス盤はルイベガのリミックスも含まれています。
ルイベガのリンク→こちらもどうぞ
ジャイルズピーターソンは
“HAVANA CULTURA”(クルトーラと発音するらしい)のインナースリーブによると、
彼は実際にキューバに行き、
国外ではほとんど知られていなかったアーティストを世界に送り出したといいます。
つまり彼はイギリスを拠点として2009年前後にキューバに渡り
その鋭い感覚で多くのキューバの音楽家をまさしく発掘(失礼)したというわけですね。
つまり、ジャイルズピーターソンは過去のアメリカの優れたグルーヴを再認識する活動に
更なる磨きをかけているという事なのでしょう。
NINJA TUNE レーベルからリリースされた
Sarathy Korwar氏の作品に話を戻すと
B2はトライバル・ハウス(EDMかテクノなのか)
ジャズとインド音楽の融合の要素が強い。
生楽器満載のハウスです。
このトラックはどことなくアフリカンの要素が強いような気がして、
ん。と考えさせられる。
NINJA TUNEといえば
Max Graef and Glenn Astro
ドイツの先鋭のDJが作るハウス・ミュージックのアルバムで
これが実は他からパクってくる従来のハウスの手法とは異なり
色々と調べるとオリジナルでサンプリングしているらしいということ。
そのあたりはあまりはっきりしないのですが
何度か聴いてみると
そうなのかと妙に納得してしまう。
それでいて聞き流していてもまさしくダンス・エレクトロのさまざまなフレーズに
悩殺的なハウスのリズムとライセンス的に問題がないと思われるパクりに打たれます。
このMax Graef and Glenn Astroのアルバムはおすすめ。
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そんなわけで
今回もジャイルズピーターソンつながりで
頑張って記事を書きました。
Sarathy Korwarのリンクはまだはっきりと貼る事ができません。
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